>>2[皆が集まる部屋は心地よいざわめきが鼓膜を刺激する。影は兄弟達が作る道に入れ替わり立ち代わり、目的へ近づいていく。]ばあっ![後ろから甲高い声を上げた影は、黒く尖った長い自身の顔を上下へと分けた。どうやらそれが影の笑顔なのだ。]おどろいた!? コールおどろいたー!?えへへ、お茶もらうねー![手とも足とも分からぬ影を伸ばし、器用に茶の入った器を掴み闇の穴へと一気に注いだ。]