《お伽噺》夜更けてしのびこむひたひたと三人の異形のもの一人の狂えしもの村人の声にひそひそと紛れて松明はその爪を照らさない夜ごと惑いて迷わされる一夜一夜の胸騒ぎふいに輪から離れる一人の背あなたどこへ行くの