《およそ考えられる、ありとあらゆる場所》地図の上の春と遊んでいたら湿度ぼやけて、ぼくはうすぐもり知らない駅の名前はいつか出会う友だちのようだ物語に起伏は何もないけどそれでも続いてゆく日々であればいい君のいない夕方ぼくは話しかける目にはうつらないにせよ現実をひらいておよそ考えられる、ありとあらゆる場所へ