《風習》けものの蹄のようだねと何も知らない人は言うのだ私たちのことを書物で知る人はけものの蹄は走るためのものよ駿足を履いているのよ私たちはこの足でどこにも行けやしない世界からのけものにされてるみたいねぐるぐるに縛られ、折られ、専用の靴ははくわ自由に走り回るための靴なんて履かせてもらえずに