《辿り着く先》背中から肩へ 肩から腹部へかかる重みは いつだって下へ下へたえず歩みは いつだって前へ前へ白く泡立つ喧騒を越えその声は届かぬ場所へ薄紅に色づいた花弁が視界の片隅で舞い踊る切り裂かれ 死に別れ散り咲かれ 生き別れ辿り着く先は きっと あかね色の空