>>192…………目の前にデスモンドの亡骸がある。昼の議事の最中、コイツのさり気ない視線を受けて確信した。コイツはアタシを処刑したがっている。魔女を、手遅れになった悪魔憑きを、火刑に処す異端審問官の目だった。死体を隠して行方知れずにするには無理があった。なら、この異界の儀式の犠牲者と見せかけるしかない。だが、どうやって……と迷う必要はなかった。月夜に照らされ、アタシは……