皆、色がついて、見えてます。
髪置さんの動き、全体的にいぶし銀に見える。輝くわけでもなく、縁の下の力持ち、みたいな。
宵闇さんは、真っ黒な水溜まりからにゅっと細長い手が出て来て、なんだろう?って思ったらまた引っ込む。
双六さんは、橙色。太陽の光みたいにあったかいけど、遠くても十分あったかい。
矢車さんは深い緑。固いように見えたけど、柔らかくもある。
冬至さんは水彩の、薄い水色に一部濃い青が、ある。それが偶然なのか、芸術なのか、まだ分からない。
鬼走さんは漆色。色々な見方(取り方)がある。
夜長さんは明け方の紫色。淡いけど明るさがある。
青嵐さんは無色。通った後に風が色を飾る。
弥生さんはふわっとした卵色。掴めるようで、掴めない。
卯波さんはパステルカラーのキャラメル色。どこか、あまい。
基本的に皆暖色に見えてて、不穏には見えて、ない。
飴、あります。