現実逃避■世にも奇妙な禅問答百丈禅師が弟子の華林覚と霊祐に対して浄瓶を指して「この浄瓶を浄瓶と呼んではならんとすれば、なんと呼ぶか」と問うたところ、華林覚は「木切れとはいえません」と返した。一方、霊祐は浄瓶を蹴り飛ばして出て行ってしまった。百丈禅師は霊祐の答えに満足した。