ふふ[くすりと笑って、明るい色のアヤナシの髪を撫でる。玉姫に似たその色に、少しいたずら心が躍る]珠玉(たま)の君、なんてどうかしら彼女に愛されたあなたが、自らの力で魅せる珠となるか、そのままに蕩けてしまうのか少し、興味があるわなんて[くすくすと笑う声は珍しく意地悪げに、楽しげに。けれどどこか、案じるようにも]彩無(あやなし)の姫。この学院に、石はいてはいけないわ自ら輝いて、人を魅せるほどに、私達の価値は高まるのよ