[そして、始まった新年会。準備係として、また自らも出し物を行い、涼子は奮闘していた。得意の運転を生かしての、会場内での障害物を置いたカーレース。使われた車は、署長のランボルギーニ。ン千万とも言われる車を乗りこなして会場内を所狭しと走り回り、華麗に障害物を回避していく。その度に署長が目をくるくると回し、口をぱくぱくさせ顔を白黒とさせていたのはいい思い出だ。]