[「無理して考えるな!」「近寄るこたーないぞ>」>>+10と、こんなに思われているんだと思えば、怖い気持ちはどこかへ行ってしまい、杏に笑顔が戻った。元気出せと、叩かれた肩が暖かくて] へへへ……お兄ちゃん、大好きです。[とモリモリと食べれば「美味しい、美味しい」と連呼していた。私を安心させようと、始終ニコニコしていたのは気の所為ではないだろう。杏は、そんな双子の兄を敬愛していた。そのあと、買ってきたアイスをお兄ちゃんと食べたのだったか*]