あいでででっっ[――かけて、強かに両耳を引っ張られた。>>+33こんな風にされたことなど、それこそあの街で暮らしていた幼少期くらいだというのに。この遠慮のなさ。やはり、ダンテだ。ダンテその人だ。] ええいっ、貴公子だの歩く名刺だのと 何を訳のわからないことを……![そういえば、いんたびゅーとやらでそんな話をしていた気がする。などと思いつつも。説教めいた言葉には、些か拗ねたような表情を浮かべた。]