《六日目の蝉》鳴ると鳴くはちがうのよおなじ顔をしてずらす肩のラインふたつのこった黒子が笑う青春気取りだって帰る場所はあるのに帰り方を見失ってる口の中噛みそびれたハーブ半分こにした地上は踊る気もないのに踊るそのなかでわたしはひとり醒めていたいアンダーグラウンドには届かないアンカーいかりを、ひかりをすこしだけ、見つけたかったななくなるまえの一瞬、闇はあたたかく自分の話ばかりしてくれた、それが子守歌になればいい