[改めて自己紹介されれば] こちらこそ……。へへっ。[伸ばされる腕、涙を拭われている。それに気づくのに、一瞬遅く。赤かった顔がもっと赤くなって。] そ、……そういう事は……こ、恋人同士で……、そのっ……あの……[彼が触れた頬が熱かった。身体中で心臓の音が聞こえる位、ドキドキしていた。こんな感覚、初めてでどうしたらいいか分からない。月の『私』も頬を赤くして、『微笑んで彼を見ていた』**]