[此方の話を黙って聞いていた青年の表情は、どんどん硬く、そうして信じられないようなものを見る眼でじっと見つめてくる。それこそ、穴が開かんばかりだ。まあ、こんなSF小説みたいな話、信じるわけがない。無理もないんだ。突然絡んできた不良が、夢物語みたいなこと————言って————]あ?[いま、こいつなんつった?>>+99]