月狼国

306 [誰歓]詩人狼村12th[ガチ]


【見】 【墓】 遊牧民 ハマル

《Happy Days》

毎日がとてもいい天気だったから
わたしたちは明るいうちに約束をした
あたたかい風を飼いならすには
家中の戸を開け放つ必要があった

あらゆるわがままは
えくぼと同様に許されたので
太陽の傾きを変えるたびに
南向きの背中を呼びよせた
まなざしが強く照っていた
キリマンジャロの雪が解けるまで
わたしたちはマザーグースを歌った

街へ行く無人バスに手を振って
坂道を砂まみれに駆けおりた
「言葉にも影がさすのは
その先にも光があるからだと」
ブーゲンビリアの夏はまだ終わらない

(+132) 2021/08/04(Wed) 05:19:40

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