《monochrome window》
そっぽを向いた君をポートレイトに切り取って
永遠に守ると頬に触れる
冷たい指先
割れた鏡を拾い集めて新聞紙で包む
ガシャガシャと金属的な破壊音
赤い染みが新聞紙に広がるのを
見ていた
私のことをもっと信じてくれたらいいのに
君を守りたいと強く思ってるのに
君を傷付けるものならなんだって排除してあげてるのに
ずっとずっと 二人きりで
目が覚めたら部屋が片付いてまた新しい鏡が掛けられている。
僕を閉じ込めて独り占めにしたがっているあいつが来たんだ。
もう仕事も首になっているのだろう。虚しい。
そして僕は独り。