《チラシの裏の裏の裏》それはどこにあるのでしょう?ないというのは、あると知っていてそれが欲しいといっていることその言葉は波紋となり水面を漣立てて広がりきれば溶けて消える水面の下にあるものは熱く澱んでいるマグマそこに飛び込む恍惚を求めているのでしょうちらりと裏にそんな期待を仄めかすだから、わたしはそれを見つけてしまうあなたが鏡に映る影ならばわたしは影を映す鏡なのでしょう漣立って波紋が起きても儚く消えゆく刹那の幻見せる装置の中には幻すらもありはせず