《果実》濡れた手をつたう雨のひとしずく焦りや怒りを置き去りにきみは走り出す地雷原を駆け抜けるような青春が夜明けを待ちぼうけたままかくれもなき愛の防波堤傷つき続けることでしか語れない正義があるならばぼくはすべてもぎ取ってしまいたい枝分かれしてゆく熱を逃がしてここではないどこだってたどり着けばすべてここになる止まり木のあいまに点々ととてもいい血のにおいがする