《指先》お墓でランチを食べるようなひとに恋をするせつなさとせつないはかけちがえられるボタンみたいね来世の名前でふっと呼んでしまうあなたの水を切ったみたいなひとえが薄曇りの下だんだんあわくかげるのを見つめている指先だけでキスを交わす