月狼国

299 [誰歓]詩人狼村11th[ガチ]


【見】 【墓】 自販機の営業 ミロク

《I》

つぷり潰れる粒の呟きの
粘膜越しに触れる舌ざわりざわり

口直しを勧める貴方の思いやりに見せ掛けた
その汚らしさの丸ごとがそうだ愛だと知った

欲しいのはそれで君じゃなかった

ぽろぽろとトレモロ
零れ落ち床を濡らす・のを・ただ
見下ろしている

          僕は


もう欲しいものを何一つ思い付くことはなかった

 

(+441) 2021/03/07(Sun) 19:10:21

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