[最後の十は、図書館の。深く、深く、隠し通路のその向こう。そこではあらゆる知識が試される。世界の成り立ち、星の海。異国の言葉、その全て。奥に眠る禁書を開けば、そこには魔法のゴブレット。欠片は再び水中へ。星を溶かした杯の水を、「星」にするには、もうひと仕事。星を識る「研究者」の力が不可欠だ。未完の研究を成就させる「禁術」は、一度限りしか使えない。慎重に行こう。]