天のお告げ

ジャンヌの記憶

#真相
「そうなんです、私、これ――」
１日目の夕食。
私が座るテーブルの後ろで、アリッサが話している声が聞こえた。
アリッサは調理室から最も離れた場所に位置するテーブルに座っていた。
そのテーブルには、アリッサともう１人の参加者しか座っていない。
フィリッパが同じテーブルのはずなのだが、彼はラウンジにいる。

それ以外のテーブルには、４人ずつの参加者が座っていた。
結果的に、１テーブルだけ２人しか座っていないというのは、
何ともアンバランスに思える。

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