月狼国

124 G1518&G1529合同再々戦企画村


【鳴】 【嫁】しょんぼり花嫁 ジンジャー

彼女はそこにいた。

「…、う…、」

声にならない嗚咽をあげている彼女の、その視線の先を辿ると、それは小さな墓だった。

「…マドレー、ヌ…わ、たし」

その日の仕事ーそれはとても人道的と言えるものでは無いがーを終えた彼女は、真っ先に宿を出て、真新しい墓の前を訪れた。
どうしてこんなことになったのか。どうして私はこんな立場なのか。
疑問をぶつける術も、ましてや相手もおらず、彼女はただ泣いていた。

(=30) 2016/03/18(Fri) 00:28:41

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