月狼国

295 G1287村六周年再戦企画


心配性な兄 空閑

朝早く呼び出されて行き着いた場所は、
会議場…という名の私刑談義の場所だった。

…おかしいよ。こんなの。
君達は昨日まで、あんなに明るく笑っていたのに。
昨日の夜、夢枕に立つ不気味な影が幾度となく想起され、頭を振りつつ悪い想像を断ち切ろうとする。

疲労困憊になりながら自宅へ戻り、影の指示通り、
一人の少女の名を紙に書いて枕の下に差し入れた。
菓子の消えた今日、キャンディを離さず持ってた真珠星を占おう。

__またあいつが来る?
息を詰めてその時を待つが、
代わりに現れたのは黒く渦巻く紫煙。その奥に佇む彼女は、此方を見て薄く笑った。

(3) 2020/09/06(Sun) 00:14:36

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