[注意事項にはロバートくんが頷き、体に腕が回されたようだ。
恥ずかしいとか考える暇はない。抱き着き返すのがやっと。
カウントダウンとともに、宙に放り出される。
数十秒間の浮遊感。
気が付けば安全帯等はすべて取り外され、地面にへたり込んでいた。
佐伯さんではないが、トラウマになりそうだ…
ぼそり、とロバート君が何か呟いていたような気がするが
緊張と疲労からくる軽い耳鳴りでうまく聞き取れなかった。
巻き込んでごめんなさい…
無難穏便に済まそうとすると、こんなことが発生するかもしれない。
それが赤狼署の新年会]