[目が醒めるとそこは、不思議な世界。目の前に呆然と立ちすくんでいる、ぼくと同じくらいの小さな子ども。なぜ自分がここにいるのか。自分はここで何をしなければならないのか。バター蝶が、すぐそばを通り過ぎる。"curiouser and curiouser"あまりに悲しいこの空間は、ぼくの声を世界に縫い付けて離さない。]