[音楽が最も盛り上がりに達した時。二人は確と互いの手を取った後。ゆっくりと、その身を沈めていった。揺らめく光が、少しずつ翳っていく。まるで水中深くへと潜り、その光も届かぬとでも言うかのように。やがて、静まりかえったステージの上。微かな光すら届かぬ海の底。船を救った二人は、その生を終えるかのように静かに身を横たえた――…。]―タイタニックもとい華麗なる船と海中のショー:完―