[それから、ふと思い浮かんだ事があり] 私の体質を、普通の人と同じにできるかしら? やっぱり、強い吸血鬼さんでも難しいかな ――ダメ、かしら?[縋るような思いで見上げれば、吸血鬼はどんな答えをくれただろうかそして、ふと気づく。今までの事、瓶の中から、見えていたのだろうかと赤くなった頬を隠すように、口元に手を当てると、軽く俯いた*]