《天使の生き方》天気がいいか悪いか決めるのは私ぬいぐるみの綿を天日干しにする頭の綿は抜かない頭の形は彼らの命だ風呂にお湯を張って薄くなった彼らを放り込む洗剤を入れるテレビの向こうの外国人はあまりの熱さにオリンピックを諦めていたベランダに出て彼らをちまちまと洗濯バサミにつけるじわじわと蒸し暑さが首を焼く日陰なのに枯れそうだ部屋に飛びこんで三ツ矢サイダーを飲むもう外には出ない今日もいい天気だ