月狼国

60 【RP】流れ星を探して


薬屋 カッサンドラ

― 或る日のお話:赤い花の少女 ―

[何時ものように、傷薬を貰いに小麦粉片手に訪れたチェスワフを見送った日。
今日の仕事も順調だなぁ、なんて思いながら紅茶を飲んでいると。

コンコン

小さなノックの音がした。少し焦りも感じるそのノックに、すぐさま立ち上がり扉を静かに開ける。]

あら、可愛いお客さん…だけど、うん、大丈夫。
…落ち着いて。

[泣きながら何かを訴える少女がそこに立っていた。目を真っ赤にして、落ち着かない様子で嗚咽をもらしていて。なかなか言葉が出せずにいる。
恐らく急を要するのだろうが、ひとまず彼女を落ち着かせたい。

ニッコリと笑うと、膝を折り同じ目線になる。
ゆっくりと背中をさすり、嗚咽が収まるまで『もう大丈夫』そう唱えた。]

(47) 2015/05/23(Sat) 02:07:19

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