―ヒゲダンスショーを楽しむ傍ら ブラックside―
[柊管理官のヒゲダンスを見ながら、たくみな剣捌きに感嘆の息をもらした。彼に剣技を教えたという加納涼子が、今ブラックのかたわらにいる]
「どうだ。見事なものだろう」
[まるで自分のことのように誇らしげな彼女に、ブラックは素直に言った]
ああ。見事だな。美しいものだ。
柊さんの剣技も、そして、それを誇るあなたもな。
[柊の水がかかると溶けていく服は、ここからでもわかる。脱衣をそういう形でもってきたか。だが、この剣捌きなら失敗はなさそうな……
そのとき、ひときわ大きな水風船が柊を襲った]
――!