[去年、配属1年目の何も知らなかった私は、
目をキラキラさせながらウキウキはしゃいでいた。ような気がする。
あの時、私と話していた先輩が、微笑みを浮かべながらも決して目は笑っていなかった理由。
今ならそれが理解できる。
初めての新年会。
思ったよりも大きい会場、思ったよりも本格的な装置の数々を目にし、思考がまず止まった。
お酒をいただいてほろろんとしていたこともあり、最初は見間違いか何かだと思った。
しかし次々と繰り広げられるハイクオリティな出し物の数々は、決して夢や幻なんかではなく。
歌にダンスに、某怪盗3世のコスプレをした上司たちのショーや、なんやかんや。
あ、これ指に輪ゴム巻き付けて笑ってられるレベルじゃねえ。
と思い知らされることになった。]