月狼国

108 【飛び入り歓迎】赤狼署の新年会


お茶くみ 佐伯

[私は今も生きているので、どうにか脱出マジックは成功したのだろう。
しかしそれと引き換えに、私の中のピュアな心は死んでしまいました。

死んだ目でテキパキと書類を片付ける私はもう去年の私ではない。
「去年の新年会が終わってから、佐伯は変わっちまったよ」――同僚は語る。

無言で五代さんの頭を撫でながら草をあげ、ふらふらと刑事課へと。]

(81) 2016/01/05(Tue) 23:25:13

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