……でも、強さ、じゃあ、無いと思いますよ。
[信頼、の価値が大きく揺らぎ、苦笑して、俯いた。
慰めの一つくらいにしかならない事を、承知の上で。
ただ、「何時も通り」の仮面を被るしか出来ないから出た言葉なのに。
物羨みする言葉が出たから、緩く首を振って。]
ダンテ君は、僕が今成している事は後悔に繋がるって。
途方もない賭けをしてるだけだっていったけど。
僕は、アーサー君を崖から引っ張っことも。
…星が集まったことも。全く後悔してません。
[血が拒む凶器が、積もっていく。
ダンテのような感情じみた固執>>3:146とは違うけれど、
怪物に手をかける事を考えれば、別の震えは相変わらず。
が、震えている場合ではなかった。目の前で友が弱音を吐く。
それを支えることが、今の自分に出来ること。]