月狼国

299 [誰歓]詩人狼村11th[ガチ]


慰問 アキヒト

《うそつきのこくはく》

一生貴方の中にいたいから、何度も貴方にさよならを言う。
何より貴方の笑顔が見たくて、一層深くと傷付ける。
喉が枯れるまで話がしたくて、声も忘れてしまったよ。

頭の中で、音がする。笛の音。笛の音。笛の音。
軽い音色。何度も何度も。誰かが草笛を吹いている。

言いたい事があるのだろう、子供が黙ってこちらを見ている。
僕の中にいるそいつは今日も、黙って僕をじっと見ている。

笛の音。笛の音。笛の音。笛の音。懐かしい記憶、あの日の■■。

今日も貴方に会いに行く。その顔を二度と見たくない。
何度僕に嘘を吐かれても、柔く微笑む貴方の顔を。

いつになったら気が付きますか? 本当の僕のとても醜いこの姿。
嫌いになってもいいから早く、どうかわたしをみつけてほしい。

(109) 2021/03/09(Tue) 18:52:33

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