帰れたとして。 その先が、あの街じゃなかったら――…か。[チェスワフの言葉>>94を聞けば、ふむ、と頷き。どうやら部屋の外で覗いていたらしき姿に笑みを零し、撫でる手を引っ込めて、ゆっくりと腕を組んだ。] どのみち、帰れるかもわからない。 帰れたとして、それだけでものすごい奇跡だろう。 ダメで元々と思えば、心配すらしていなかったな。[自分の迂闊さに笑みを零しつつ。]