喉余ったからリクエストに応じて春雷歌う>>A111現れたそれは春の真っ最中 えも言えぬまま輝いていたどんな言葉もどんな手振りも足りやしないみたいだその日から僕の胸には嵐が 住み着いたまま離れないんだ人の声を借りた 蒼い眼の落雷だ揺れながら踊るその髪の黒が 他のどれより嫋やかでしたすっと消えそうな 真っ白い肌によく似合ってましたあなたにはこの世界の彩りが どう見えるのか知りたくて今頬に手を伸ばした 壊れそうでただ怖かった