―― 医務室 ――
[そこにいたのは、横たわるアンネと、それからメアリーとオルテンシア。
見るからに苦しそうなアンネの様子があの日と重なって。]
……アンネが、たおれた、って、
[見れば既に必要な処置は済まされていたけれど。
モニターの方はどうだっただろうか。2人のうちどちらかが見ていれば近付かず、そうでなければモニターに近寄るだろう。
使い方、見方はヘクターから教えて貰った。]
――――。
[アンネが咳をしながら、薬を、と声を絞り出す>>114。
こんなになるまで、――頭に浮かんだ言葉は、胸の奥深くまで呑み込んだ*]