[まずはオリヴァーの家に向かう。
別れ際、また明日ねと>>101挨拶するオリヴァーが、それこそ捨てられた子犬みたいな顔をするから。]
当たり前ネ!泣き虫わんこ!
[と、いじめっ子の様なことを言ってニシシと笑った。
ネーロと二人きりになるのはやっぱり胸が苦しかったけれど、でも、ロージーの心臓を探すと決めたわたしは、そんなこと気にしている場合じゃない。
わたしの家までの道中、いつもより距離を取って並んで歩く。]
あのね、ネロ。
やっぱり、守り人は星蝕みって化物でネ。…というか、
彼女の心臓が、星蝕み、なのかナ。
星蝕みを星の灯で焼かないと、あの穴は、消えてくれなくてネ。
夜明け求められないんだって。
でもきっと、星の灯で焼いてしまったら、
星蝕みだけじゃなくて、ロージーも死んじゃうネ。
だから、わたし。それを止めたいよ。