月狼国

76 【完全RP】輪廻の果てに


星月夜 シュテン

―― 医務室 ――

[ハールーンの返事はどうだったか。
彼を最早見慣れてしまったベッドに寝かせ、点滴と人工呼吸器を装着させる。

3か月前までは、何故かここで睡眠を貪ろうとしたメンバーくらいしか使わなかったベッド。
モニターの数値は、やはり平常値を示してくれない。]

 ……オルテンシア。
 氷を胸と胃にあててあげて。

[傍にいてあげてとは言わなかった。
きっと、言われなくたってそうするだろうから。

テレパシーでこの場の全員に、ハールーンの生体情報数値を淡々と、一方的に流していく。
ハールーンが投薬を望んだならば、投薬を。

望まなかったなら、――それでも、出来る限りを尽くそうと動く]

(125) 2015/09/14(Mon) 00:06:55

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