……その奇跡に、縋る僕は、これは。
星患いの、症状なんでしょうか。…それとも。
[それ以上は、言葉にならなかった。
この前に訪れた時計屋で、時間に対する我儘は、ぶちまけた。>>123。
「現在」の境目に彷徨って、信じられるものを零し落とす方が。
よっぽど、恐ろしかったから。
――最も。「星患い」以外の病気になんかかかっていたくないという、
いつもの、強がりでもあったのだけれど。]
……やっぱりアーサー君の方が強い。
そんな強い君を、僕はずっと信じてきました。
[懸念がない、といえば悪い言い方。
危惧がない、と思えばよい考え方。>>112
羨ましくて、ブロンドの髪が眩しくて、眉を下げ、目を細める。]