[彼女が言うには、夢で森の中に居たらしい。森の奥には石造りの祭壇が座し、三つの燭台が聳えていた。夢の中で彼女は、その祭壇にせっせと星をくべていたのだ。その灯りが星蝕を焼く為のものだとは、後から気付いたが。けれど、急に全部真っ白になって夢はそこでお終い。夢の結末は白い光に飲まれて、飛び起きた。]