[その後。観客席が喝采に沸く中、加納が縄を切り救出してくれたのに感謝しようとし。初めて加納とブラックがグルだったことに気がついた。] ……先輩。[恐怖体験に、その場にしゃがみこんでいたロバートがジト目涙目で加納を見上げても、彼女は涼やかに笑っているだけだっただろうか。こうして今年も、新人の心は荒むのであった。…今回の新年会準備係として、一部司会進行も務めていたロバートの声はほとんど全員が認識していたため――新年会後、彼がどうなったのかは……また別の物語である。*]