[茶をすすり、茶請けの焼き菓子をもそもそと頬張っていたら、スイ=レーンが通信機をテーブルの上に置くのがみえた。リン=ドゥと連絡を取り合っていたらしい。そして、オーレンに手を貸してほしいとも。]なら、私が行こう。[ご馳走さま、と残りの焼き菓子と茶を一気にあおって席をたつ。]リン=ドゥには私が行く旨、つたえといてくれ。ヘクター、またな。[ひらり、片手を振って談話室をあとにした。]