《凛》さみしさは鳴る、らしいちいさな長方形の四隅でちりちりとわたしたちはあんなに生々しかった思い出にゆっくり火が通ってゆく笑いながらでも泣ける薄い胸に白い手足にへんなつくりでできている人、という字の成り立ちぼんやり忘れながら凛として鳴るひとつにはならないよ教科書の落書きみたいな音