落ちる星に、願い事を? それで適うなら、願い放題だな。[ダンテの言葉>>156を聞けば、くすくすと笑みを零す。異変が起きた夜など、文字通りに湖に星が降っていた。あぁ、でも、そうか――…。] ……それで適うのなら。 願い事など、いつだって唱えていたよ。[親友達に、会いたい。この街に来たい。都で孤独だった少年は、一人星空を見上げて何度もそう呟いていた。結果、今こうしていられると思えば。あながち、悪くもないのかもしれない……なんて。]