《春の臍》
ああ、おなか星
おお、へった星
味噌でも食うか彦星
おなか ぐるぐると鳴って
春の臍を嗅ぐ
ここからすべてが繋がってゆきました
母へ父へおなかへった星へ友へ彦星へ出会ってきたすべての人々へパンナコッタ明太子スパゲッティ一年に1度しか会わない親族ミネストローネタンパク質が取れる系のサラダ時には根菜類もとって牛乳もプロテインもいっとく?ロールキャベツはやたら時間がかかるし
おなか まだぐるぐると鳴っていて
生きようともがいているね
(生まれたときの祝福をおぼえていますかそのときあなたはひとりではありませんでしたね)
春の臍を嗅ぐ
懐かしい時代を寄せながら
ほんのりとあたたかで
それっきり春