[此方に気付いてくれた獣人の男性は、普段と変わらぬ様子で挨拶をしてくる。>>207
なんで?不思議じゃないの?怖くないの?メリッサから話を聞いてないの?いくつもの疑問が頭の中を埋め尽くすけど。
穏やかな彼の表情を見ていたら、すこしだけ落ち着くことができた。]
お、おはよござます!
[どもる口を叱咤しながら挨拶を返せば、空の様子を見て?との質問にコクコクと頷き返す。]
わたし、さっぱりわからないヨ。
メリッサが、なんか怖いこと、いってたネ。
でも、難しいこと、ほとんどわからなかったアル…
[チェスは、なにか、わかってるカ?と。
眼鏡の奥の垂れた双眸を覗き込んだ。*]