[ばつの悪そうな顔をして掲げられた左手を見て、険しい顔をする。>>218
家の中へと招かれれば、すぐに頷いた。]
ええ、ありがとう…。まずは、それをどうにかしないとね。
[すぐに薬鞄をその場に下ろし、軟膏と包帯を取り出した。]
…酷い…。一体どうしたの?こんな火傷…。
とりあえずこれで痛みは治まると思うけれど、無理はしないでね。
これからは、こんな事があったらすぐにきて。…他は大丈夫?
[テキパキと軟膏を塗り、綺麗に包帯を巻いて止めて。
火傷用の薬が作り置きしてあってよかった、と小さく胸を撫で下ろす。
処置が終わると、進められた椅子へと腰掛けた。]